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経営者が会計を学ばなければならない理由

2015.12.04

経営者が会計を学ばなければならない理由

こんにちは。篠田です。会計のイメージとはどんなものですか。難しい?めんどくさい?あんなのは机上の空論、なんておっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。確かに数字にアレルギーのある人にとってはやはり会計は難しいしめんどくさいものだと思います。

しかし、要点をしっかりと押さえて数字アレルギーをある程度克服出来れば、毎月の試算表が楽しみになり、完成が待ちきれなくなってきます。会計はあなたの事業の為にあるのです。

会計は机上の空論、と思われる方は一度来年度の予算を立ててみてください。なかなか思い通りの利益を上げる予算にならないと思います。机上でも難しいものが、何も対策せずにクリア出来ると思いますか。

今回は経営者にとって会計が大事である理由をまとめました。

問題を早期発見し、対策を打つ事が出来る

例を挙げます。1日の取引をその日の内に記帳し毎月10日までに前月の試算表が完成するA社。月初になってから前月分の請求書や領収書をまとめて2ヶ月後に試算表が完成するB社。

2社を比較するとA社の方があらゆる対策を立てる事が可能です。

B社のような企業は多く、そういう企業は決算日を過ぎた後に無理な節税を考えたりします。このような行為が脱税と判断されるケースが非常に多いですね。A社のように常に最新の会計データを把握出来ていれば決算日を迎える前に利益対策や節税対策を考える事が出来ます。

 

次の例です。毎月貸借対照表(資産・負債・純資産)と損益計算書(売上・経費・利益)、キャッシュフロー計算書(項目毎の現金預金の動き)を確認するC社。損益計算書(売上、経費、利益)だけを確認するD社。

こちらもC社の方が事業の状況を深く理解し適切な判断が下せるという事は容易に想像が出来ると思います。

損益計算書は直近の儲けがすぐに分かるので必ず確認しているが、貸借対照表にはほとんど目を通さないという経営者の方が非常におられます。確かに貸借対照表は動きが少なくポイントを掴まないと見るのが難しいものですが、貸借対照表を読めるようになると会社の状況が手に取るように分かります。

詳しくは後日、別の記事でまとめさせていただきますね。

目標を数値化し、今すべき事を明確にする事が出来る

「借入をちゃんと返して事業を成長させていくには、売上を毎年5%増加させれば良いらしいから、営業活動をもっと頑張ろう!」と言うのは税理士に丸投げで本質を見ずにアドバイスを鵜呑みにしている経営者。

「中期計画を達成するために今年は利益を10,000千円確保したいから、限界利益率を現状維持、固定費が微増とすれば、売上は5%増加させる必要があるな。」こちらの経営者の方が説得力があると思いませんか。利益10,000千円の理由や限界利益現状維持等の根拠はとりあえず置いておいてくださいね。。

結局何が言いたいかと言うと、企業の状況を正しく分析し、予算に落とし込み、その予算を達成する為の具体的な行動を起こす為には、事業を実際に行っている人間が会計から目を背けてはいけないという事です。

大きなコストをかけて専門の財務コンサルタントを雇い、社内の状況をしっかり理解してもらった上でアドバイスをもらうという手もありますが、継続してコンサルタントを雇い続ける事は多くの中小企業にとって大きな負担となる可能性があります。

会社に関わるあらゆる人との共通言語

会計を知っているだけで、社内外での意思疎通がとてもスムーズになります。反省点や目標を仲間と共有する、社外へアピールする、これらの事は会計をよく理解している人程上手く行う事が出来ます。

従業員に対しよく練られた数値目標を提示する事でチームワークやモチベーションを上げる事が出来ます。金融機関に説得力のある話をして有利な条件で融資してもらう事も可能です。会計の事が分からなくて株主総会で社長が決算の内容をちゃんと説明出来ないなんて恥ずかしい思いもしません。

しかし、実際は中小企業の経営者のほとんどが会計を正しく使えていません。なので最低限の正しい会計知識を持ち活用するだけで従業員から尊敬され、金融機関や株主から頼もしい社長だと思われます。

要点をおさえる事が大事

いかがでしょうか。少しは会計を学ぼうという気持ちになってもらえれば幸いです。

確かに日々の業務に追われてしまいついつい疎かにしてしまうもの、それが会計業務だったりします。しかし経営者に求められる能力として、会計がよく挙げられる事も事実です。忙しい経営者が数字を見るには大事なポイントをしっかりとおさえて的確な判断を下す必要があります。

起業したての頃はやる気まんまんで書籍を購入したものの、結局今となっては税理士や経理担当者に丸投げして数字はよく見ていないという経営者の方も多いのではないでしょうか。丸投げでももちろん事業は回りますが、会計の知識があるとないでは企業の生存率がかなり違ってきます。

今後、経営デザインドットコムでは経営者に必要なものだけに焦点を当てて財務や会計の記事を書いていきますので、是非参考にしてください。

まとめ

  • 会計は企業の問題の発見や目標の設定、コミュニケーションに必要不可欠!
  • 経営者は要点をしっかり押さえて全体を把握出来るよう会計を活用する事が大切!

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